部活でバドミントンを始めるとき、最初に何をそろえればいいのか迷う人は多いはずです。この記事では、ラケット・シューズ・ガット・小物までを予算別に整理し、実在製品の具体スペックと数値基準で「最初の一式」を提案します。
最初に必要なもの一式(優先順位)
部活で始める場合、体育館シューズやユニフォームは学校指定のことも多いので、まず自分で買うべきは以下です。優先順位が高い順に並べています。
- バドミントンシューズ(最優先。ケガ予防に直結)
- ラケット(部の貸出があれば急がなくてよい)
- ガット(ストリング)とテンションの指定(ラケットとセットで考える)
- グリップテープ(消耗品・数百円)
- シャトル(基礎打ち用に個人購入する場合)
- ソックス・タオル・水筒などの小物
「シューズよりラケットを先に」と考えがちですが、優先すべきはシューズです。バドミントンは急停止・切り返しが多く、バスケットシューズやランニングシューズでは横方向のグリップとクッションが足りず、足首・膝を痛めやすいためです。
予算別・最初の一式プラン
以下は2本組ではなく「一人分の初期投資」の目安です。価格は定価やネット実売の一般的なレンジで、時期やセールで上下します(目安)。
| プラン | ラケット | シューズ | ガット張り代込 | 小物 | 合計目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 節約(1万円台) | 5,000〜7,000円の入門張り上げ品 | 5,000〜7,000円 | 張り上げ済で追加なし | 1,000円 | 12,000〜15,000円 |
| 標準(2万円前後) | 8,000〜13,000円 | 7,000〜9,000円 | 1,000〜1,300円 | 1,500円 | 18,000〜23,000円 |
| しっかり(3万円前後) | 14,000〜18,000円 | 9,000〜13,000円 | 1,300円 | 2,000円 | 27,000〜33,000円 |
節約プランは「張り上げ済みラケット(ガットが最初から張ってある完成品)」を選ぶと、別途の張り代がかからず割安です。標準以上では、ラケットは「フレームのみ」を買い、好みのガットを好みのテンションで張るのが一般的になります。
ラケット選びの詳細な診断は 学年・身長・レベルからラケットを提案する診断 も参考にしてください。
ラケットの選び方(重量U・グリップG・硬度)
重量クラス(U)の目安
ラケット重量は「U」で表記され、数字が大きいほど軽くなります(目安)。
- 4U:約80〜84g。中高生〜大人の標準。迷ったらまずこれ。
- 5U:約75〜79g。腕力に自信がない人、小柄な人、女子中学生などに扱いやすい。
- 3U:約85〜89g。重めでパワーが出るが、初心者には振り遅れやすい。
身長・体格別のざっくりした目安は以下です(あくまで目安で、腕力や性別で前後します)。
| 身長・区分 | 重量の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 〜150cm・小柄 | 5U | 軽くて振り抜きやすい |
| 150〜165cm | 4U〜5U | 標準は4U |
| 165cm以上・男子 | 4U | パワーが付けば3Uも可 |
グリップサイズ(G)
グリップ太さは「G」で表記され、日本仕様は数字が大きいほど細くなります(目安)。
- G5:標準的な太さ。多くの人に無難。
- G6:やや細め。手が小さい人や、上からグリップテープを重ね巻きする前提の人向け。
初心者は下巻きの上にウェットタイプのグリップテープを1枚巻くのが定番なので、G5〜G6を選び、テープで微調整するのがおすすめです。グリップの選び方と巻き方は グリップテープの選び方と巻き方 にまとめています。
シャフト硬度とバランス
- シャフト硬度:初心者は「柔らかめ〜普通」が扱いやすい。硬いシャフトは反発を自分で作れる中〜上級者向けで、初心者だと飛ばず疲れます。
- バランス:クリアやスマッシュで飛ばしたいなら「ヘッドヘビー寄り」、取り回し重視なら「イーブン〜ヘッドライト」。初心者はイーブンバランスが万能で失敗が少ないです。
初心者に向く実在シリーズ(目安)
- ヨネックス ナノフレア(NANOFLARE)系:軽い振り抜き重視。取り回しやすく初心者に人気。入門〜中級モデルが複数あります。
- ヨネックス アストロクス(ASTROX)系:ヘッドヘビー寄りで攻撃型。基礎ができてスマッシュを強くしたい人向け。
- ヨネックス マッスルパワー/ナノレイ系の入門機:5,000〜8,000円台の張り上げ済みモデルがあり、最初の1本に手頃。
- ミズノ(アルティウス/フォルティウス系):コスパの良い入門〜中級モデルがそろう。
- GOSEN:本体もガットも展開があり、入門価格帯が狙いやすい。
部の貸出ラケットがある場合は、最初の1〜2か月は借りて感覚をつかんでから、自分の1本を選ぶと失敗が減ります。
ガット(ストリング)とテンション
フレームのみを買った場合、ガットを張ってもらう必要があります。テンション(張りの強さ)はポンド(lbs)で指定します。
テンションの目安
| レベル・区分 | テンションの目安 |
|---|---|
| 小学生・非力な人 | 17〜19ポンド |
| 中学初心者 | 18〜20ポンド |
| 高校初心者〜1年目 | 19〜21ポンド |
| 経験2〜3年・中級 | 21〜24ポンド |
テンションは低いほどよく飛び(反発が大きく)、高いほどコントロールと打球感が上がる代わりに自分の力が必要になります。初心者が最初から24ポンド以上にすると「飛ばない・重い・肘を痛める」原因になりがちです。まずは19〜20ポンド前後から始め、慣れてきたら1〜2ポンドずつ上げるのが安全です。
初心者向けのガットは、切れにくく手頃な0.70mm前後の太めナイロン(例:ヨネックス BG65、GOSEN の入門ガット)が定番です。細い高性能ガット(0.66mm以下)は打球感が良い反面、初心者だと切れやすくコスパが悪くなります。
テンションの決め方と上げるタイミングは ガットのテンションの目安 で詳しく解説しています。
シューズの選び方(サイズ・専用ソール)
- 必ずバドミントン/インドア専用シューズを選ぶ。ノンマーキング(体育館の床を汚さない)ソールで、横方向のグリップとクッションが設計されています。
- サイズは実寸+0.5〜1.0cmを目安に、必ず試着かサイズ表確認を。きつすぎると爪や指を痛め、大きすぎると靴内で足がずれて捻挫しやすくなります。
- 主なブランド:ヨネックス パワークッション系、ミズノ ウエーブクロー/ウエーブファング系、アシックスなど。クッション性能はケガ予防に直結するので、削りすぎない部分です。
- 成長期のジュニアは買い替え前提。選び方は ジュニア用シューズの選び方 を参照してください。
そろえたい小物リスト
- グリップテープ:ウェットタイプが初心者に無難。数百円で複数巻き入り。汗で滑るのを防ぎます。
- シャトル:基礎打ち用。ナイロン(プラスチック)シャトルは水鳥より安く長持ちするので個人練習向き。試合や部の正式練習は水鳥球が中心。
- ソックス:厚手のスポーツ用。クッションと靴ずれ防止に効きます。
- タオル・水筒:室内競技でも大量に汗をかくので必須。
- ラケットケース/バッグ:フルサイズのラケットバッグは後回しでOK。まずはソフトケースで十分。
よくある失敗例と回避法
- 失敗:見た目やプロ選手のモデルで選ぶ → 上級者向けの硬いシャフト・ヘッドヘビーは初心者だと飛ばず疲れる。イーブンバランス・柔らかめ・4U〜5Uから入る。
- 失敗:シューズをケチる/運動靴で代用 → 横の動きでグリップが効かず捻挫・膝痛のリスク。専用シューズを最優先で確保する。
- 失敗:テンションを高くしすぎる → 「飛ばない・肘が痛い」。最初は19〜20ポンド、慣れてから上げる。
- 失敗:細い高性能ガットを最初から張る → すぐ切れて張り替え代がかさむ。0.70mm前後の太めで耐久重視。
- 失敗:張り上げ品の張りっぱなし放置 → ガットは打たなくても数か月で緩む。半年〜1年、または切れたら張り替える。
- 失敗:部の貸出があるのに焦って高級ラケットを買う → まず借りて感覚をつかんでから購入すると失敗が減る。
そろえたら大会に出てみよう
道具が一式そろい、基礎打ちができるようになったら、実戦経験を積むのが上達の近道です。いきなり強豪の大会ではなく、初心者歓迎の大会 や 誰でも参加OKの大会 から始めると、雰囲気に慣れながら試合勘を養えます。部費や遠征費がかさむ時期は 参加費無料の大会 を探すのもおすすめです。
道具選びと練習、そして実戦をバランスよく進めることで、最初の一式が「長く使える相棒」になっていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 部活で始める初心者は最初に何から買うべきですか?
Q. 初心者のラケットは何U(重さ)を選べばいい?
Q. ガットのテンションは何ポンドがいい?
Q. ラケットは張り上げ済みとフレームのみ、どちらがいい?
Q. 運動靴やバスケットシューズで代用できますか?
Q. 初心者におすすめのラケットのシリーズは?
この記事を読んだら、実際の大会を探してみよう
気になる大会の詳細ページから、締切・参加費・出場資格を確認して申し込めます。
この記事に関連する用品を探すPR
以下はアフィリエイト広告です。掲載は一例で、価格・在庫はリンク先でご確認ください。
関連する記事
※ 用具の相性には個人差があります。最終的な選択は試打・専門店でご確認ください。